疾病のこと
項目 雑記 記録時期
お腹  7日に緊急入院させるはめになってしまいました。腸の動きが悪くなり、便秘状態が悪化したようです。過去に経験しなかった事件でした。
  1. なんとなく機嫌が悪い
  2. 排便少なく、少し固い
  3. お腹を押さえると少し固い
  4. 聴診器で腸の音が聞こえない
  5. 発熱が少し有り、元気が無い
  6. お腹全体が押さえると固い
  7. 尿量が少ない
  8. 気管切開部に吐しゃ物が混じる
  9. 熱が高く、血圧上昇、脈拍増大、吐しゃ激しい
 結果、入院。X線検査、血液検査により軽い肺炎と血小板の半減がみられたそうです。
本人に聞くことが出来ない。本人が訴えることが出来ない中で如何に早く見極めて対応するかが、在宅介護の上での課題です。
( 00/05/09 )
帯状ヘルペス  背中の肩甲骨下部から乳房下部までの半身に赤斑が現れました。はじめは湿疹でもできたくらいに思っていましたが、やがて数が増えて小さな水疱状になったので急きょ通院して皮膚科で診てもらったところ[帯状ヘルペス]と診断されました。

 発症からの経過は次のようなものでした。
  1. 背中左側の脇腹部分に赤斑数個を発見。湿疹かと思う。
  2. 翌日、翌々日と次第に数が増え、背中肩甲骨寄りと前部乳房下部辺りまで広がる。
  3. 左半身にのみ発生、右半身には異常が見られない。
  4. 赤斑部が水疱状になる。
  5. 発見から5日目一部の水疱が潰れてその中央部が黒く変色する。訪問看護師さんと相談。
  6. 通院診察
  7. 抗ウイルス剤「ゾビラックス」を処方される。6時間ごとに服用開始(期間は一週間)
 特徴としては半身にしか発症しないこと。痛みを伴うことが多い(KYOKOはそのようなしぐさを見せなかった)。一度罹れば再発することは稀なのですが大きな病気などで免疫が弱っている場合は再発することもあるそうです。また、目や耳の周辺にも発症することがあるので注意が必要とのことでした。

概ね一週間ほどで治癒するだろうとのことでした。
単純ヘルペスとは親戚のようなものですが異質なものだそうです。
(03/03/27)
単純ヘルペス  上記の帯状ヘルペスと違って時々発症します。(参考画像こちら)
  1. 赤斑部が水疱状になる。
  2. 円形又は楕円形に小さな水疱が集まっている。
など症状は帯状ヘルペスに似ています。
 発症の原因は判然としませんが、遷延性意識障害者には結構多いとのことです。体力や免疫力、皮膚抵抗力の低下、何らかのストレスがひきがねになっていることも考えられます。

 対症療法として
  1. 医師の診断を仰ぎその処方処置をする
  2. 患部を清潔にする
  3. 乾燥させる
などです。
(04/07/23)
皮膚病  入浴の回数が1週間に一度のせいか皮膚にしらくも、はたけのようなものが出来てしまうことがあり、治癒には日数がかかりました。
 一般的に疥癬や真菌性の皮膚疾患は素人では見分けのつきにくいものだそうです。いんきん、たむし、しらくも、はたけ、水虫などがその例です。おおまかに症状を記します。
  • 皮膚が粉を噴いたようになり、日にちが経つにつれ広がる。
  • 皮膚の部分が白っぽく変色する。
  • 赤斑紋が現れ、日にちが経つにつれ徐々にひろがる。
  • 赤斑紋が円状に現れ、その外周部分がやや盛り上った斑点でつながり、中心部分はやや赤っぽく平ら。
  • 指間の部分が白っぽい蝋のような皮膚になる。
 これらの症状が現れたら素人療法は避けて専門医に診てもらうのが賢明です。間違った薬液を使用すると悪化させてしまうことが多いそうです。

◎出来やすい部位
  • 顔面・・・・・・・・頬、もみあげ部分、眉、顎
  • 頭皮・・・・・・・・頭部毛髪内全般
  • 手足の指間・・手足の指の間の付け根部分(俗にいう水虫です)
  • 陰部・・・・・・・・股間周辺全般
◎一般的な予防措置
  • 皮膚を清潔に保つ。・・・・全ての部位。入浴や清拭を行い老廃皮膚や汗汁をを除去。
  • 乾燥させ過ぎない。・・・・特に顔面や頭皮(室内の適湿やクリーム、ローション、オイルの使用)。
  • 蒸らさない・・・・・・・・・・・指間や陰部の通風をはかる。
(03/02/27)

皮膚病

 丹毒
 特別の前触れも無く、顔面に発赤が見られ(金曜日19時頃)、数時間後(深夜0時頃)にはほぼ画像(参考画像こちら)に近い範囲と大きさで発疹しました。
 月曜日夕に皮膚科の診察を受け「丹毒」と診断されました。

 ◎症状
  • 顔面に発赤
  • 範囲の拡大とその部分が若干盛り上がる
  • 患部を押すと痛がる
  • 発熱を伴う
 ◎医療措置
  • 内服薬(ペニシリン系)の投与
  • 患部をそっと冷やす
 体力や免疫力が低下しているときに発症することがあるそうです。

「丹毒」の詳細については各種検索エンジンなどでご確認ください。
(09/04/01)
蒸れ傷  腋の下や股間(大腿部の付け根)、手足の指の付け根は蒸れ易く、皮膚が弱ってパックリと切り傷のように出来てしまいます。首の周りも要注意部分です。
  • 原因
    1. 動きがないため、発汗したものが蒸発しにくく蒸れる。(皮膚の窒息)
    2. 動くことによる皮膚の摩擦が無いために弱くなっている。
    3. 汗や老廃物による雑菌の繁殖
    4. 汗や糞尿に含まれるアンモニア、塩分などによると思います。
  • 対処
    1. 傷が出来てしまったら清拭して医師処方薬(ゲンタシン、エキザルベなど)を塗布する[強ステロイド系のものは要注意]。改善後は薬害を防ぐため必要以上に塗布しないこと。
    2. 腋の場合はガーゼをフワフワに丸めて患部にはさみ風通しを良くする(軟らかく目の粗いスポンジをガーゼで包んだものを作り、使っています)
    3. 股間部分はオシメ交換のたびに蒸しタオルで患部を清拭し、皮膚を乾燥させた後、薬を塗って紙オシメだけにしておき、オシメカバーは隙間を開けるようにしておきます。前項のようなガーゼを患部に当てることは避けます。その理由は尿をするとガーゼが尿を吸い取り、患部が尿に浸かっている状態になるからです。
    4. 予防措置は・・・清拭、摩擦、乾燥です。
      • 腋は一日一回清拭し、サラサラパウダーなどは使わない
      • 隙間が出来るように腋にバスタオルなどををはさむ。
      • 体交時に腋を広げて通風する。
      • 股間はオシメ交換(2〜3時間ごと)のたびに蒸しタオルで清拭する。可能であれば温水で洗浄が望ましいです。
      • 入浴時に良く洗って老廃した皮膚を取り除くようにしています。
(00/12/15)
爪の変形
(巻き爪)
 親指の爪の側面が皮膚に食い込み、皮膚部に亀裂が生じてその部分が軽く化膿してしまいました。
(参考画像こちら)
 手よりも足の方が変形し易いようです。歩くことが出来ないので爪に荷重がかからないため曲がりこみが大きくなったからだと思います。

先端部であれば爪切りをすることで防げますが、この部分は対処が難しいです。

 発見と処置
  1. 親指のその部分が赤く腫れぼったくなった
  2. 腫れてきて少し膿が出た(出ない場合もあると思いますがその場合は要注意です)
  3. 化膿口を消毒後ゲンタシンを塗布しました。(医師の指示)
 爪の形状には個人差がありますが、全般にどの方の指にもいえることで、爪切りはまめにした方が無難です。食い込んでからでは癖がつくので変形の修正が難しくなります。
(04/07/23)
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