*横須賀市は、焼却灰やばいじんを溶融スラグに
  して道路の路面材に再利用している。
  ところが、神奈川県は、県内で発生する焼却灰
  ばいじんをすべてここに埋め立てようとしている。
  芦名の谷を無惨な姿にして、自然を破壊して進
  めるだけの価値はない。関東地区で活断層によ
  る地震の発生する確率の一番高い危険な地域
  (TVで放映)に造ることも住民の安全を無視して
  いる。


芦名の谷01−4−13

ニリンソウの群生01−4−13ごろ

芦名産廃処分場 現地調査
2003.8月29日
*大雨の時、土砂が一緒に松越川に流れ、海に流れ込むことはないのか。
 泥水の処理施設は万全なのか。
*ダンプ等が出入りしているとき、タイヤの泥を落とすことになっているが、
実施されているか。
*植物、生き物の貴重種になっているものは、移植や採取して移動することに
 なっているが、どれくらいなされたのか。
2003.6
15()  1時現地集合


ここは、入り口から少し入ったところです。右は、田んぼがあったところです。。
北武活断層が横切っている先まで、無惨な姿になっています。

今年度、40億予算に計上されました。工事費約200億、維持費に60億、
さらに、この後世に残すべき自然を破壊する行為は、さらに何十億という
損失につながります。
 「緊急補完的に必要」が、産廃の減少を指摘すると「100%県内処理」
(東京都からの流入は?)にすり替え、町内会役員に接待、贈答を繰り返
し住民合意のないまま強引に工事を始めた県政のやり方を、新しい松沢
知事は、継承していってはならないと思います。
 これ以上自然破壊が進まないうちに工事の一時停止を!

芦名京急ストア前には、いつも、3人の交通安全員がおり、

次々に大型ダンプを行き来させています。

暫く行き、道路が途切れて、その奥では、、、、、、

今、何が進行しているのでしょうか?

変貌(へんぼう)し、破壊される芦名の森と谷

工事施工責任者とともに歩き

ふたたび、おとづれない瞬間

この歴史的な光景を

みんなで、捉えておきましよう・・・





2003年3月23日(日)現地で交流集会
 2時より


「フェンスを撤去させ、再び、みんなで二輪草の群生を見よう」
芦名産業廃棄物最終処分場の現状は、別紙のスケジュールにあるように、2003年に入り、本格化する模様です。県は、工事にあたり、計画地入り口にフェンスを張り巡らし、私たちの立ち入りをできなくしてしまいました。県の言い分は、「工事の安全のため」ということですが、はたしてそうでしようか。工事にあたっては、普通、その道が、有用と認めるならば、工事中であっても、通行を確保するための手立てをとることが、施工者の義務となっています。京急ストア前に3人の交通整理員を置くくらいなら、一人を割いて、ハイカーの安全を確保し、通すくらいのことは、もし、意思があるならば、可能です。
 この3年間の工事の間中、だれでも、いつでも、通行を確保できるかどうかは、自然に親しむ権利を確保するとともに、私たちが工事の進行をたえず監視する上からも、大切なことです。
来る3月23日には、このように県民をしめだして、秘密裏に工事をすすめようとする県のやり方を許さず、フェンスを撤去させ、みんなで再び、二輪草の群生を見る集会として、現地でいたします。できるだけ、楽しめる集会として企画を致しますので、一人でも多くの方の参加をお願いいたします。
 また、気がつきました情報がありましたら、お寄せください。
寒い日が続きますが、春の息吹も近く、頑張っていきましょう。





2003年新年のご挨拶

あけまして、おめでとうごさいます。
昨年は、私たちの会の運動にご協力をいただき、大変ありがとうございました。
2002年は、神奈川県は、奥に、譲渡に反対している県民の土地があるにも関わらず、準備工事として、途上の道にフェンスを張りました。(もっとも、迂回すれば、中に入れる様にはなっています)。そして、測量と伐採に着手しました。
以上のような状況で2002年は、終わりましたが、依然として問題は山積しています。
新しい2003年、引き続き、皆様へ情報提供をしながら、神奈川県へ横須賀市民の声を代表して、届けていきたいと考えています。
当面の取り組みとして、 @ 2月 県庁前集会、要請行動
A 3.4月 知事選挙・県議会・市議会選挙
B 5月ハイキング・現地集会を予定しています。
@ は、このままいけば、情報は、「県の手先」となっている芦名町内会の回覧でしか、地域に流れないことになります。環境影響評価書(アセス)に対しても、約束を守らない県の姿勢を追及する場とします。
A は、私たちの声を政治に反映させる場として、候補者との懇談や政策協定に取り組みます。町内会等による特定候補の締め付けに、反対します。
B は、一方的な工事強行を許しません。春のハイキングを兼ね現地集会で集まり、「沈黙の春」にしない取り組みです。

これまで、足掛け5年間、運動を続けてきましたが、2003年、これからも産業廃棄物処分場をはじめ地域の問題に、機敏に、気楽に、声掛け合える関係をめざして、みんなで、奮闘していく決意です。
今年も、どうぞ、よろしくお願いします。

芦名産業廃棄物最終処分場を考える会代表委員会一同

*説明会には、芦名の住民だけで、他関係地域の住民を入れないという
ので抗議。最終的に入れることになったが、次は、安全性等、全般に
ついて説明を求めても、建設業者が説明したことにかぎり受けるという
まったく、住民無視の説明会であった。さらに、広い体育館で資料も
ないまま難しい建設用語を並べた説明で、そのことに限って質問を受け
るというのである。住民からの抗議で終始した。
日本に「民主主義はない」
その説明会の様子と会のメンバーによる県への抗議行動が
TVK(神奈川テレビ)のニュースで放映されましたので、
見たい方は、会までご連絡下さい。


県が表明。工事説明会、11月30日(土)
大楠小学校体育館で7時より実施
出席して、処分場の安全性を追求しましょう。

*埋め立て後シートが破れたら修復は可能?
*全国で2番目に活断層による地震が発生する
 確率が高いところになぜつくるのか。
*住民協定をなぜ住民に公開しなかったのか。




*県が、11月「住民説明会」の開催を約束
10月1日、神奈川県との交渉で、県主催で11月中旬に工事説明会を開催することを約束させました。10月末現在、説明会の日程や内容は、検討中ということで、あきらかにはしていません。着工前に、しぶしぶ体裁を整えるためですが、住民にとっては、公的に意見を述べる貴重な機会です。開催にあたっては、一人でも多くの方の参加をお願いします。

県が表明。工事説明会、11月30日(土)
大楠小学校体育館で7時より実施
出席して、処分場の安全性を追求しましょう。

*埋め立て後シートが破れたら修復は可能?
*全国で2番目に活断層による地震が発生する
 確率が高いところになぜつくるのか。
*住民協定をなぜ住民に公開しなかったのか。




*県が、11月「住民説明会」の開催を約束
10月1日、神奈川県との交渉で、県主催で11月中旬に工事説明会を開催することを約束させました。10月末現在、説明会の日程や内容は、検討中ということで、あきらかにはしていません。着工前に、しぶしぶ体裁を整えるためですが、住民にとっては、公的に意見を述べる貴重な機会です。開催にあたっては、一人でも多くの方の参加をお願いします。
*2002年11月10日(日)、2時より西部公民館3階集会室で、県説明会に向けての懇談会を開催します。多くの参加をお待ちしています。
県説明会に向けての対策会議のような懇談会を上記のように開催します。
お気楽に、参加してください。西部公民館は、バス停・横須賀市民病院下車。海へ川沿いに徒歩5分)
検討課題は、県の環境政策、排出者責任。動植物の保全。アセス事業との関連・緑地保全。なぜ、芦名、横須賀か、候補地選定。管理型処分場の問題点と安全性への疑問。小田和湾と松越川、海洋・河川汚染。活断層問題。住民協定の問題点。買収・接待疑惑。合意していない地元住民運動。平作・阿部倉地域への説明不足。根本的な代替案とは。県政・市政・議会の追及など。
メインテーマは、「大楠(横須賀)は、ゴミ捨て場か?」。みんなで大いに語ろうという事です。域振興策はあるのか、ないのか?
芦名町内会幹部は、地域振興策として補償を取るために、着工前に協定を結ぶ必要があるとしてきました。町内会長が公言した地域振興策とはなにか、県の公式の説明(道路の敷設のみがメリット)と町内会幹部(地域振興策はある)との説明で食い違いを見せています。県の回答は、「工事を請け負う大林組の今後3年半の計画書・予算にも、そのようなものは一切ない。県の予算など、なおさらない」と明言しています。県は、「根拠もなく、なぜ言うのか、わからない」という態度です。真相を追及します。


*2002、9月1日、芦名産業廃棄物最終処分場を考える会は、早急に臨時総会等の説明会を開くように芦名町内会へ要請をしました。「会」からは、20数人が参加し、町内会からは、会長、副会長が参加しました。
*町内会長名で8月1日付けで県と協定を結んだと、経過、内容等いっさい町内会員に説明もないまま、8月20日に一方的に町内会員に締結内容を回覧。

重大な問題点
@内容は、アンケートで住民が安全性を求めたにもかかわらず、数ヶ月も前に事前に配られていた内容と 大きな変更はなし。誰がこの文章を作成したのか。論議の形跡すらない。説明を求めていきましょう。
A公害防止協定と違い、抽象的表現で、排出基準等具体的な数値で安全性を求めていない。
Bシートの漏水があった場合の判断基準、修復の方法、罰則規定がもりこまれていない。(作業の停止、  搬入の停止等)
C処分場の規模、構造、工事期間、さらに、
埋め立て期間を変更するときは事前に町内会 と協議するという、 このような重大な変更事項を一町内会と協議して決めるというのは、他地域の  住民は怒りをおぼえています。緊急補完的に必要といってきたことが破綻していて、県の事業が将来見  通しがたたなくなる危惧を認めていることであり、この点も説明を求めたい。


*
芦名町内会役員が町内会員に協定を結ぶと、回覧2002.7.7
 県より接待を繰り返し受けたことへの経過、及び、協定を結ぶかどうか住民説明会を開くこともなく、「アンケートで集計した安全への申し入れ」を協定を結ぶことにすりかえ、県の着工を進めようとする芦名町内会役員の行動は許されません。
 芦名だけの影響ではなく他地区の住民が被害を受ける可能性がある問題を、芦名だけが協定を結ぶことは、絶対許されません。関係地域の町内会にも説明をすべきです。
下記の項目が協定といえるでしょうか。
 道路工事やマンションの建設よりひどい協定内容です。
 住民が求めた安全対策は、シートが破れることは、絶対にあってはいけない。「影響がない、少ない」といっていた環境予測以上に厳しく安全対策を申し入れるということであったはずです。協定を結ぶといういうことではありません。
 モリタリングの異状は、工事の中断、処分場の廃止を求めるべきですが、項目にすらありません。被害が出たことを住民が証明するのにどれくらい大変であるか。住民はよく知っています。「被害」そのことばを語ることじたい県の思惑に動かされているのです。

 さらに、驚くべきことに、「10.処分場の構造や規模等、計画を変更するときは事前に協議すること。」「工事期間や埋め立て期間を変更するときは協議すること。」この、項目は、県の計画が見通しが立たなくなることを予測して、加えている項目です。
 産廃の排出量の減少、埋め立てによらない方法がとられることにより、一般廃棄物との混合、いろいろなものを受け入れなければ採算がとれなくなり、埋め立て期間の延長を協定で認めているのです。
 下記の他の項目は、県が遵守しなければならない最低限の項目であり、このような項目が協定であるならば、将来に渡って孫子の代まで住民の安全は保証されません。汚点を残すことになります。

町内会役員が出した(協定の主な内容)
1.生活環境に影響がないよう法令やアセス報告書をを遵守すること。
2.交通安全員の配置など交通安全対策を充分行うこと。
3.自然災害に備えて、防災機材の準備や連絡など充分な対策を行うこと。
4.現場に苦情責任者を置き、誠実かつ迅速な処理を行うこと。
5.工事や埋立ての状況、環境調査の結果等について定期的に報告すること。
6.工事や埋立ての状況を住民も見られるよう住民の立ち入りを認めること。
7.工事中、埋立、埋立終了後も、県が責任を持って管理を行うこと。
万が一、被害が発生した場合は、迅速な対策と適切な補償を行うこと。
9.処分場の運営管理は、県が行うこと。
10.処分場の構造や規模等、計画を変更するときは事前に協議すること。
11.建設工事や跡地工事に着手するときは、速やかに報告すること。
12.工事期間や埋め立て期間を変更するときは協議すること。
13.責任体制をあきらかにすること。
14.道路が汚れないよう掃除や散水を行うこと。
15.暫定道路を一期工事で開通させること。
16.その他、必要な事項。

*アセスの作成からほとんどを業者にまかせて県が責任をもって造ると言えるでしょうか。
アセス報告書の作成、横須賀市への許可申請業務を請け負ったのは、「ムネオハウス」で疑惑の渦中にあるコンサルト会社「日本工営」です。(すべてが入札なしの随意契約)
2002.7.7

 
日本工営への事業委託費から
1997年度 環境予測評価書(案)等作成 6615万0000円
環境影響評価手続きに係わる業務 735万0000円
1998年度 環境影響評価手続きに係わる業務 2343万6000円
建設事業実施設計 1億254万0000円
1999年度 建設事業説明パネル等作成 430万5000円
建設事業実施設計(情報管理システム委託) 1218万0000円
建設事業実施設計(繰越分) 2億196万0000円
環境影響予測評価手続きに係わる業務(繰越分) 2683万8000円
2000年度 環境調査(植物調査及び地質調査) 304万5000円
建設事業許認可申請調整業務 2131万5000円

*
追加分を加え請求者500名を超えました。
6月18日(県庁)意見陳述を住民の代表が行いました。

*住民、218名.県へ監査請求
飲食代全額返還を求める
2002.5.31

*神奈川新聞2002.6.1付け
横須賀の産廃処分場建設
県は繰り返し"接待"
」と報道

神奈川新聞2002.5.29.付け
トップニュースで「事業者の県、地元
町内会役員と飲食、中華街で意見交換会
」と報道

*「市民集会」6月1日2時より
横須賀市文化会館中ホール

*横須賀市が処分場を許可
2002.5.27
芦名町内会役員の神奈川県との協定申し入れがあったことを理由に加え、
横須賀市が
神奈川県に5月27日付けで許可を出しました。
芦名町内会臨時総会の決定を無視した暴挙です。
周辺住民に対してなんら安全について説明もないままの決定で、即時撤回を求めます。まだ、こんなにある「安全性の問題」。

@公共下水に処理水を繋ぐ問題、漁業関係者には、この問題が伝わっていなかったのです。
A
シートの破損の修復が将来に渡って可能かどうかに答えられなければ安全とは言えない。
シートが将来必ず破れることを知っていて、そのときどうするのか県に聞こうともしない市政、ベントナイト混合土があるからと県と同じ答え。シートの修復ができるかどうかを誰も答えることができません。修復は現在の技術ではできないと考えた方がよさそうです。
 40%をダイオキシン等有害物質を多く含む「もえがら」「ばいじん」がしめる処分場であり、ダイオキシン、環境ホルモン等は、完全に処理できないことを知っていて、市が要求してきた「もえがら」のセメント固化がなされないことも認め、許可を出したことは、重大な問題です。
Bダイオキシン処理装置も、専門委員会で、委員が実際に動いているところがないことを指摘。設計書もまだない。業者まかせという現実を住民には知らされていない?安全性を宣伝してきたが、数年もすれば排出基準を達成できないレベルになるでしょう。
C管理型処分場を密閉型にした処分場であり、十数年後横須賀市がこの処分 場の廃止を決定し管理しなければならないことにも答えられていない。
 道路を処分場の上につくるという安全性の無視、どこにもそのようなところは  ない。
D北武活断層についても、阪神・淡路地震にも耐えられる構造と見解書やアセスの報告書でも県がいっていなかったを横須賀市が委員に述べている。それは、北武断層に平行して走る衣笠活断層、武山活断層が地下で収束しているのではないかという研究結果が最近出てきて、再来活動次期が早まることと、想定震度が上がる可能性が出てきたために、「阪神・淡路地震の震度に耐え得る構造」という言葉を県が使い始めているのをそのまま伝えているのです。
 斜面をモルタルで吹き付けただけの構造で、セメントの劣化はすぐ起こり、斜面のシートの破損が起こります。

D接待で問題になっている芦名町内会役員が協定を結ぶことを申し入れたことを、事実経過も調べないで町内会が受け入れたと判断したことなど。

*神奈川県に監査請求を出しましょう。

神奈川県環境農政部が、芦名町内会役員との意見交換会の経費で飲食代として127575円を支出していることを示す文書を、ふじたちえこ県会議員を通じて入手しました。この他にも、見学会経費としての飲食代や、贈答に関わる支出も行われています。このことは、神奈川県は、「中立」という町内会役員にどのような説得工作をしたのでしょうか。?

アセスの説明会、アセスの最終報告書で、安全である、地域住民への影響は、
ほとんどないと言い続けてきた県と、なぜ安全協定を結ばなければならないのでしょうか。協定があるから安全対策が行われるのであれば、処分場が安全であると県がいってきたことはすべて嘘になります。アセスをやり直すべきでしょう。県は、住民合意のお墨付きをもらいたいだけなのです。

 芦名町内会役員は、臨時総会で受け入れを前提とした対策協議会はいらないことを圧倒的多数で決定したにもかかわらず、全戸配布の記名のアンケートを配布、その内容は、横須賀市が処分場を許可した場合、安全性の問題等何を申し入れますか。申し入れませんかというアンケートでした。住民の安全性を求めたいとう気持ちを逆手に取り、住民協定を結ぶことにすりかえているのです。それが、横須賀市の理由にされることを住民は、全く知らされていませんでした。
 そのアンケートの中には、いっさい協定を結ぶかどうかという項目はなかったのです。
 アンケート結果で、協定を結びたいと、芦名町内会役員が横須賀市の許認可の前に県に伝えていたのであれば、芦名町内会役員の責任は重大であり、その経過を住民に知らせる義務があります。
 また、
 芦名町内会役員が結ぼうとしている協定は、1か月も前に役員に配布されているのです。
 事前に町内会役員だけに配布されている協定の原案は、県のアセスの文面より抜粋されたもので、その内容は、到底住民の安全を守るというには、お粗末な簡単な内容であり、協定と呼べるものではありません。
いくつかあげると
@シートが破れた場合(地下水のモリタリングで異状が出た場合)、その原因 を特定して修復ができるまで、工事の中断、廃棄物の搬入をさせないという項目すらない。「処分場のシートは、長期的に安全である」と言い続けてきたのであり、最低この程度は入っていなければ協定とは言えない。
Aアセスのとおり完全になされているか、モリタリングや情報公開が適正になされているか。公正な第三者機関が監視できるようなシステムがない。県の接待や贈答を受けてきた町内会役員にその肩代わりができるはずがありません。

 以上、芦名町内会役員が協定を結ぶからと言って住民合意がなされたと判断し、住民に納得のいく説明会もないまま決断した市政にも問題があります。住民の安全のために、何を県に伝え何が変わったのでしょうか。住民に説明する義務があります。アセスで唯一公聴会で意見の述べることができた、長沢、平作等の関係地域の住民、秋谷、佐島等、直接被害を受ける可能性のある住民は、怒りを覚えています。

 なぜ、このように県の思惑のまま芦名町内会役員は動いていくのでしょうか。見学会の後の中華街での飲食会、贈答等、芦名町内会役員だけに接待を繰り返し、住民合意を得ようとする努力もしないで押し通す県のやり方を世論に訴え正していきましょう。2002.5.27

 神奈川県の、このような県税の使い方は、本来の予算目的から逸脱し、
違法な公金支出にあたるのではないでしょうか。
神奈川県監査委員会に監査請求(用紙)をします。
尚、監査請求後、受け入れられば県の官報に住所、氏名が載ります。
また、意見陳述を行うかどうか連絡が県よりきます。
2002.6.7まで
 個人でも出せます。連絡先0468−57−6051細谷

*環境庁へ要請行動「要請文
 県が行った町内会役員に対する、接待や贈答に対して、環境庁は、この「支出命令票」について「論外だ」として、「住民の理解が得られない場合には、補助金は入れられないという判断もメニューの一つにある」と答えています。

*2002.3.24現地反対集会  資料「安全である、影響は少ないと、
住民をごまかし続けてきた芦名処分場計画」
 
ニリンソウの咲き始めた中で、130名の参加がありました。トランペットで
春の歌を聴きながら、森のギャラリーには、子どもたちの願いをこめた
絵や、写真、美術家の作品がメッセージと一緒に展示されていました。
 参加者からの発言では、一番影響を受ける近所の人、漁師さん、イラ
ストレーター、各団体から発言が出ました。
 その中で、2月28日、第1回の市の専門委員会が開かれていた?
ことが明らかになりました。その日は、市への要請を行い「まだ、開催日
は未定である」と説明を受けた日です。市が、最初から専門委員会を
虚偽の回答をして秘密裏に行うのであれば、厳重に抗議をしなければ
なりません。この問題について明日、抗議行動を行う予定です。
 藤田県議の発言の中で、「県の話で、県環境予測評価書の最終処分場を必要とする理由の内容、データがでたらめであった」ことがわかりました。住民に
対する県の詳しい説明を求めて行きたいと思います。
 さらに、専門委員会の議事録の早期開示を求めて行きたいと思います。

「神奈川県による芦名産業廃棄物最終処分場
着工阻止・現地集会「芦名の森を見に来ませんか」
トランペット奏者による演奏
森のギャラリー(絵画、写真展)
各団体からの報告
ニリンソウも咲き始める頃です。

3月24日(日)  集会・12時から現地


○横須賀中央、文化会館で芦名産廃処分場計画の問題点について、報告集会が行われました
。2002.1.27
今後の活動計画
1月28日 中央、朝8時、市庁舎前で訴え
3月24日(日)現地集会 
環境庁へ要請行動を予定

○神奈川新聞1月28日付けで報道
「横須賀の産廃処分場計画
反対派住民が集会」


○最近明らかになったアセスのデータの問題、アセスは、
 住民を世論操作するための道具か

(報告集会より)
@環境予測評価書(アセス)の最終報告が出て、県は法律に沿って実施したので、問題ないと公言してきました。
 数万を超える意見書に対して、全く答えられなかったのは周知のことですが、ここで、アセスのP99「実施を必要とする理由」のデータが、「緊急補完的に早急に処分場が必要である」という結論を引き出すために、昭和62年から平成5年度の最終処分量は大幅に減少していたという事実を隠し、世論操作のためにつくられたデータであったのではないかという疑いが出てきました。このデータがもし県の都合の良いように書き換えられていたのであれば、アセスそのものの信頼性が失われることになります。それが事実とすれば、県は誰がこの部分を作成したのかを明らかにすべきです。以下、アセスの部分と最近明らかになった県発表の産廃最終処分量の5年ごとの数量を載せておきます。最終処分量で172万トンも違うのは、明らかに作為的としか思えません。

●県環境予測評価書 ページ99 「2.実施を必要とする理由
平成6年度に実施した神奈川県産業廃棄物総合実態調査によれば、県内の事業所等から平成5年度の1年間に発生した産業廃棄物は約2,186万トンと推計され、うち約735万トン(33.6%)が再資源化され、脱水、消却など中間処理により約1,032万トン(47.2%)が減量化された結果、約419万トンが埋め立て及び海洋投入等の処分の対象になっている。
 処分対象量のうち、県内で処分等されているのは約162万トン(38.7%)であり、残る約257万トン(61.3%)が、県外処分と海洋投入により処分されているのが現状である。」

●平成13年10月 神奈川県廃棄物処理計画(原案)ページ6
(3)産業廃棄物の現状と課題
{現状}(量:万トン)
昭和62年度 平成5年度 平成10年度
構成比 指数 構成比 指数 構成比 指数
排出量 2299 100% 100 2040 100% 89 1845 100% 80
再生利用量 854 37% 100 707 35% 83 670 36% 78
減量化量 1085 47% 100 1086 53% 100 958 52% 88
最終処分量 360 16% 100 247 12% 69 217 12% 60


○2002年1月27日(日)14時〜16時 横須賀市文化会館2階、第1会議室
バス停文化会館前下車 京急中央駅から歩いて8分
報告会「芦名産業廃棄物計画の現時点の問題点は何か」を開催します。
報告者 鈴木陸郎
みんなで参加し話し合い、3月着工中止へ追い込みましょう。



○2001/12月28日神奈川県へ公開質問状を提出(4名参加)
公開質問状全文
神奈川新聞報道より
「芦名処分場問題で知事に公開質問状
地元の市民団体
県が横須賀市内に計画している芦名地区産業廃棄物最終処分場について、地元住民らでつくる「産業廃棄物最終処分場を考える会」は、二十八日、岡崎知事に公開質問状を提出した。
 質問状は、二十項目で、住民理解に対する知事の認識をはじめ、稼動後の財政計画、安全性の確保策、芦名地区に用地選定した経過などを示すよう求める内容。一月二十日までに回答するよう求めている。
 事業者の県は十月十八日付けで、廃棄物処理法に基づく設置許可申請書を横須賀市に提出。同市は、行政手続き法に基づく手続きを進めている。同会は、許可県者の沢田秀男市長あてにも質問状を提出している。」横須賀支社

 
○2001.12月27日
横須賀市への要請行動に各団体から31名が参加

1330件を超える意見書が市の専門委員会へ出された
とのことでした。
専門委員会に「自然」に対するメンバーが入っていないことを指摘
審議内容の即時公開、時間をかけて慎重な審議を要請。150日はあく
まで標準であって県と折衝すべき問題が起これば延びることも
あるとのことでした。
地元説明会を認可の判断前に行うことなど要請しました。
前回、環境部長と確認した「何らかのかたちで行う」を
どのようなかたちで行うのか具体的な答弁はありませんでした。

○2001.11月27日 横須賀市へ公開質問状を提出
公開質問状の全文

市への公開質問状の(前文)
「横須賀市に対する芦名産廃最終処分場計画についての公開質問状
神奈川県は、さる10月18日、地元住民への説明も理解を得る努力も不十分のまま、横須賀市に芦名地区産業廃棄物最終処分場の設置許可申請を強行しました。
これに対し、横須賀市は「本市が重要と考えている地元の理解を得るという点については、設置許可の法的要件とはなっていないものの、具体的に示されないまま許可申請手続きとなったことは、極めて残念と言わざるを得ません」と述べておられます。
芦名町内会は、11月4日に、臨時総会を開いて処分場計画に反対することを決議しました。
このように神奈川県の申請は、住民の合意、理解という前提となるべき条件が欠落した全く不当なものです。市が申請を受理し、許認可の手続がすすめられていることは大変残念であります。私たちは、住民の合意も、理解もなく、納得が得られないものは許可すべきでないと主張するものであります。
市は法の規定に従って審査するとのことでありますが、地域の生活環境を守ることや市民の願いに応えて市政を運営することは、第一義的に重要な役割でありますので、このことに十分に配慮することを求めるものであります。
いま、市の審査がおこなわれているところですが、私たちが疑問、不安に思っている問題について、以下の質問にまとめました。市の立場、見解を12月20までに、回答されるようお願いします。」


○県が要請している対策協議会設置を否決(芦名町内会臨時総会)
2001.11月4日
芦名町内会の臨時総会が7時から10時近くまで熱っぽく論議され整然とした中で終わりました。
200名を超える体育館がいっぱいになるくらいの人数で、住民の関心の高さを感じました。
意見は、反対の意志を表明した意見がすべてでした。なぜ協議会が必要なのか。町内会が先頭に立って反対の意志を県に伝えてほしいという意見が多く出されました。論議の後、処分場建設に反対という意見が、圧倒的多数で賛成決議されました。次に、町内会が提案した県との対策協議会をつくりたいという提案も多数で否決されました。
今日の論議をそのまま意見書として市に提出しましょう。12月14日までに


○県が要請している対策協議会を受け入れることはできません。
 被害を受けるのは、芦名だけでなく、近くの平作や長坂、佐島、秋谷の住民も同じです。なぜ芦名だけなのか、その意図をよく考えて決めたいです。10/30


○処分場に反対の意志を表明して手紙を返した方が、530名を超えました。これは、芦名の住民の半数を超えています。

 町内会は、県の要請を受けて受け皿としての対策協議会をつくりたいと、11月4日7時より大楠小体育館で臨時総会を開きます。大勢の方が参加して、対策協議会は、必要ないと意志を表明しましょう
 なぜ、芦名だけに説明会や協議会を早急につくりたいのか。現状では、市長も記者会見でのべているように、住民合意がない中で、県が一方的に市に許可申請を出したことが、重大な問題なのです。 現在、市は、西行政センター等で県の申請書の閲覧とそれに対する意見書を受け付けています。
  処分場計画地の選定の不透明さ、安全性(しゃ水シート、活断層等)、県財政の困窮な中で200億以上という工事、経費が、産廃の減少の中で必要か。等、住民が納得のいくように説明すべきです。


○神奈川県知事の手紙を送り返しましょう。10/8
1週間で300を超える住民が反対の意志を
表明して手紙を返しました。
10月3日付け朝日新聞に、
「県が許可申請通告、住民反発、突き返す」
と報道

芦名町内会の皆様へ
という岡崎洋県知事よりの文書が町内会によって各戸に配られてきました。その文面は、廃棄物処分場をつくらなければ、不法投棄が増えてしまうからぜひとも必要であるという内容です。
 廃棄物行政の神奈川県のレベルはこの程度なのかと思えるほど住民が無視されたひどい内容です。 不法投棄を取り締まり指導しなくてはならないのは、行政でありその責任を果たしてこなかった結果であることを隠して、反対している住民に責任を転嫁して、住民を納得させようとする10年前の古い体質のままの考え方を受け入れることはできません
 知事は、現地の森を訪れ、自然保護と処分場をどのように考えているのか。住民に直接説明すべきです。
まず、住民の意見に耳をかたむけるべきです。
千葉県知事は、三番瀬の埋め立てを断念しました。200億という公共工事が、財政難(来年度1000億不足)の折り必要でしょうか。


○芦名地区産業廃棄物最終処分場の安全性の問題点と
住民へのごまかし




○みんなで考えよう ゴミ問題

場所 横須賀市長坂町内会館
日時 2001.9月24日(日)2時〜4時
報告 長坂と一般ゴミ処分場問題
    県による産廃処分場計画はいまどうなっているか。


会でたくさんの意見が出ました。長坂の一般廃棄物
の処分場でも、大雨のとき雨水と廃棄物が外の畑に
漏れ出すという心配された事故もありました。
その処分場の周りはいつもまにか。県の残土処分場
が造られています。このまますぐ近くに産業廃棄物処分
場までつくられたら大変、絶対に反対しようという意
見が多く出されました。

大楠の豊かな自然を壊してまで本当に引き受ける
必要があるのか。この21世紀本当にこのままでいいの。
多くの人たちと膝を交え話し合いましょう。
連絡先 細谷57−6051


○昔

浄化センターの水を

横山市長が安全ですとゴクッと飲んだものだから、

地元の者は妙に納得してしまって・・・・・

湘南村は、三井が保証金をいっぱい、バラまいたもんだから、

みんな こんなもんかと思ってしまった?

今度は、神奈川県が、岡崎知事さんが、産業廃棄物最終処分場をつくるっていう。

どうせ、道路をつくって、木を切って、森をぶっ壊すのだから、

大企業の産廃を下に埋めたってかまわないだろうと・・・

松越川に居るコイの背は曲って、

磯は焼けて、海は悲鳴をあげているのに、

だれか、「ちょっと待った、
大楠をゴミ捨て場にするな」、と言う奴はいないのかい


住民が主人公のはずなのに

誰に遠慮もすることもないのに・・・・・・・・
8月、考える会は皆さんから寄せられた署名を横須賀市に提出、
環境部長は、許認可にあたっては、私たちと良く話し合って進めることを約束しました。
今後は神奈川県に計画の白紙撤回・断念を迫ります。
諦める必要はありません。



○住民の声を!横須賀市長へ
とどけました。
2001.8月3日横須賀市庁舎前で集会後、
2時30分、皆さんから寄せられた
3500筆の署名と、今後検討してほしいことをまとめた要請書を提出しました。
考える会から17名、市側は、環境部長以下4名が応対。
 環境部長は、冒頭「法治国家なので、法的に整っていれば(県の申請を)認めざるを得ない」などと答弁しましたが、参加者から「横須賀の住民が圧倒的に反対の意向ならば、それに沿った結論を出すことが、審議にあたる者の責任ではないか。自然と環境、安全を守ってほしい。」と全員が発言し、部長の見解を質しました。
 そして、再度、環境部長から、(審査の結論が出る前に)「しかるべき時期がくれば、みなさんと話し合いをする」と言わせました。このことを確認して、要請は、終了。今後横須賀市と話し合う足がかりに、皆さんの署名が、みんなの声として大きな力となりました。引き続き、みんなで力を合わせて、来年4月にも着工という県の計画の凍結、延期をさせ、白紙撤回をさせていきましょう。

○新しい署名活動が始まりました。

地域の大楠連合町内会が3年前に県に提出した芦名産廃処分場計画撤回の要請書に賛同するとともに、横須賀市が、許可申請を受理しないように求める署名です。
個別配布、新聞折り込みで配布されますので、郵送か大楠小学校前の文房具店か電話連絡して下されば取りに伺います。
2001.5月13日(日)青少年の家で署名スタート集会が行われました。
なぜ産廃処分場に反対するのか。これまで県が説明してきたことに安全上の疑問点がたくさんあり、住民合意がとれてないからです。一部地域でみかえりを求めるために対策協議会をつくりたいという動きがありますが、広範囲に影響のある問題をいち地域の一部の人たちだけで決めようとするなら、その責任は重大です。将来子どもたちに何と説明できるでしょうか。市長の答弁(3月2日)でも、南部処理場で行われている処理以上「もえがらの固化」をもとめていること、住民合意がなされているかを。認可の条件にあげています。県のこれまでの一部の住民にだけに説明して関係地域の住民を無視してきた姿勢は、重大な問題です。反対をつらぬき通すべきです。

○2001.3月11(日)地質学者の研究グループ(地学団体研究会神奈川支部)による現地観察会
が行われ、考える会のメンバーも参加しました。
F3断層は、逗子層と立石層(あぶずる層)との境にはっきり破砕帯80cmが地表に出ていました。(川のところ)F3は、調整池の護岸に位置し北武断層から分岐している断層という見解が以前の調査文献であります。古い断層であると県はいっていますが再調査が必要です。

○住民の集い 2001.1月28日(日)午後2時より 芦名
町内会館に身動きもできないほど、(パレード参加も含めて)70名の方が結集しました。集会後、芦名で初めてのパレードが現地まで行われました。
 今回、各市議会派からの議員のメッセージが寄せられました。
 公明党、共産党、ネット、護憲市民連合
 武1丁目、NTT研究所前の民間最終処分場近くの住民の方が参加して下さいました。周辺の樹木が枯れてきたり、カラスの害に悩ませているという話がありました。住民決意表明、現状と、これからの活動アピールが出されました。
 川崎市の中間処理場は今どうなっているのか。川崎では問題にならなかったのか等、活発な論議がなされました。


○2001.3.27県主催[ゴミ問題」を考える県民討論会・・・・テーマ廃棄物処理施設のありかた(横浜)に参加
*討論会の論議より講演会とパネリストによる参加者への学習会でした。
*県の挨拶の中で、芦名の処分場について触れないのはなぜか?
*発言内容が事前に出されていて、会場からの意見は時間の関係で制限されました。

*講演者の北大教授の発言の中に、芦名の処分場計画のように山間部につくる安全性の問題を指摘していました。以下、記録より (記録全文
 『それから、「処分場は完全でないという理念のもとに計画しないと、不安は消えない、そのためには危険に対して対処するプロセスを計画に入れなければならない。」というご意見
  これは当然である。完全ではない、技術は絶対にオールマイティーではない。
  専門的な用語ではフェールセイフという、失敗したときに、それに対してどうカバーするかという、二重にも三重にもカバーするような仕組というのをやはりつくるべきだ。
  二重シートというのが、一枚目のシートが破れたら二枚目があるから、その間に対応できるとか、例えばこれも一つのセイフである。二枚目も破れたとき、それを下で検知する。そうしたら広がる前に対策、修復ができるとか、シートが自己修復シートというのがあり、穴が空いたら、それを修復する、穴を塞ぐという、そういうシートを持ってくるとか。
  だから、いろんな失敗、支障が起こったときに、それをカバーするような仕組み、それは技術的なものであるのか、人間のシステムとしての維持管理のシステムなのか比重のかけ方は分かりませんが、そういうものはやはりきっちりしていかなければいけないと思う。
  それから、「最終処分場について、従来のような平面的な形の処分場を建設し続けていくことになるのか」という質問であるが、むしろ現状多くあるタイプとしては都市部平地型の処分場、掘り込み型だとか、盛り立て型よりも、むしろ山間部の谷あいにつくる方が多い。これはよくないと思います。大体、こんなに水が集まってくる所で、管理は困難であり、見えない所、集水地になっているような所、水道水源の場になっている所に、なぜつくる必要があるのか。
  それしかないという場合も確かにある。しかし、つくるという判断をするならば、環境への負荷を下げるために相当なお金をかけて、基盤をしっかりしないといけないと思う、だから、本来はもっと平地で、みんなが見えるところに、中間処理と同じような処分場をつくったらよいのではないか。先ほど説明したクローズドがそのような例である。できるだけ最終処分の容量を少なくするよう上流側で減量し、さらに、中間処理等で減量化することが基本である。これも難しいところはある。中間処理でコストがかかったり、有害物が出たりというようになるかも分からない。ではどうするかといったら、ごみを出さない、そこまで戻っていく必要があると思う。
  いずれにしても、山間部に、谷あい等につくるということは、やむを得ない場合を除いてこれからできるだけなくしていくべきだと思う。杉島さんにも質問がきており、「焼却主義をやめ、どうしても燃やさなければいけないものだけ燃やしていく考えがなくては、ただ処分場がクローズドかオープンなどという考えはいかがなものか」というご意見がある。



○最近のニュースより

*千葉県海上町の民間産業廃棄物処分場計画に一端知事が水処理の安全上の問題があると不許可にしたことに対して厚生省が判断に問題があると指摘して、知事は不許可を取り消しました。住民は、計画地に含まれる県有地を売却しないように、県に監査請求しました。(1/5)
*厚生省は、アセスの審査だけで周辺住民の同意は必要ないと法律を改正して指導してきましたが、22都道府県が事業者に周辺住民の同意を求めるよう要綱などで定めていることがわかりました。(2001.1.5朝日)神奈川県では要綱はありませんが、住民同意にどれくらいの誠意があったでしょうか。
*横浜市神明台処分場建設計画では、横浜市・業者がシートの耐用年数を50年とはっきり述べています。これは、これまで20年〜50年と述べていたのと変わりませんが。長期的に安全と曖昧な見解を繰り返すのとは違います。

○*1994年3月10日神奈川新聞に「県の産廃処分場、大楠山南側が候補地に、2000年度から受け入れ方針
」と報じられてから7年を経ました。その間、環境問題、産廃を巡る問題は、大きく変わってきました。この計画は、あまりにも時代遅れとみんなが納得できる状況になってきているのではないでしょうか。


2000.10月31日、考える会は、横浜・クリーニング会館で神奈川県環境農政部と交渉、その場で、産業廃棄物対策課は、以下の点を明らかにしました。
@来年の10月着工は延びるかもしれない。
A土地の確保・契約は進んでいない。
B横須賀市への許認可手続きは、これから実施。
C地元の理解と協力が得られるよう引き続き努力していく。

2000.10月26日「最終処分場と北武活断層」の講演会(35人参加)の中より。
横須賀市は、全国に先駆け活断層から建物の建築をさける条例をもっている。活断層をF1,とF2に分けているが、地下の断層は一つである。表面3mだけをトレンチ調査しただけではわからない。活断層から分岐しているF3断層も活断層でないと言いきれるだろうか 。断層と、活断層を分けるようになったのは最近である。先日の鳥取の地震でも表面に断層を確認していない。台湾の地震では、震源地より離れたところで活断層が縦に最高9mずれた。活断層から遠い地域でも激震による被害が大きかった。

佐島、秋谷の漁師さんの有志が船名をつけた200名の署名をもって横須賀市に絶対反対の要望書を提出しました。2000.9月


○芦名地区産業廃棄物最終処分場計画の住民説明会
(芦名町内会主催、神奈川県説明)に延べ150人の地域住民が参加して活発に反対の意見を表明しました。
2000年9月18日(月)19日(火)20日(水)大楠小学校 体育 
県は、現地の立体模型や実際にしゃ水シートの材質がいかに強いか引っ張って見せたりしましたが、厚さ1.5mmのシートは、参加した人が引っ張るとすぐちぎれてしまいました。ベントナイトという天然粘土鉱物を底に敷くから安全性が高まり、国の基準以上で金もかけてつくるという説明でした。

 
住民からの質問と答弁
@深い細長い谷であるので側壁の法面が大部分を占め。地下水の力で地滑りや崩壊が起こりやすい。ベントナイトは、法面で使用されないのであまり効果は期待できないのではないか。

A雨量と侵出水処理能力の問題では、埋め立て地を7区画に分け、埋め立て後は、上にシートをかぶせ雨水が浸透しないようにするので問題ないと言っています、雨水が浸透しないということは、いつまでも有害物質(ダイオキシン、重金属等)が残り、雨水によって浄化されることはない。この状態で廃止基準の2年間、なにごともなく過ぎたとしても。将来、安全性への危惧が残り廃止はできないのではないでしょうか。
・・・・・・・・・・この廃止の問題で、判断するのは、横須賀市であると責任を転嫁しています。
 
廃止されると侵出処理水や地下水のモニタリングもされません。

Bしゃ水シートの耐用年数は、どれくらいもつのか。

材質の伸縮性や強さを強調するだけで、「長期間にわたり安全である」と答えるのが精一杯でした。しゃ水シートについて質問してしているのに、ベントナイトがあるから安全性が増すという説明に終始していて、このしゃ水シートの問題は、これからも追求して行く必要があります。
・・・・・・・・・横浜市の神明台処分場の説明会9月では、業者が概ね50年であるとはっきり答えています 。横浜市に確認したところ同じ回答でした。いかに、県は、住民に情報を開示していないかこの事実からも明らかです。

C埋め立て地にシートを敷いて雨水を浸透させないということは、松越川の流量が増し、最近の水害 を起こしている地域(1日200mm以上)の雨量を考えると大変危険です。下水道に流すから安全性が増すという説明であったが。
・・・・・・・・・下水道に流すのは、侵出水を処理したものであって、そのような説明をしたという事実はないという回答で、個別訪問での住民への説明がいかにその場だけのひどいものであったかが分かりました。調整池の容量は、現在より安全になる計算であるといっていますが、集中豪雨時、水は、周りの木が切られ、保水力のなくなった谷をいっきに流れ下ります。全体の流域面積を考えると安全であると言い切れません。

D北武断層について、A級の活断層で必ず起こる活断層であり、地震によって法面の崩壊が心配され、この地につくること自体が無謀です。
・・・・・・・・平成8年の県の北武断層調査研究成果報告書をもとに、西部に向かって終息していて、地震の影響はなく心配ないというような回答でした。
 

・・・・・・・・・F1.F2だけが活断層であるというが、そこから分岐しているF3も破砕帯を露頭で確認しています。詳しい調査をしていただきたい。  

E第3セクターに移るのかどうか。事故が起きた場合誰が責任をもつのか。
・・・・・・・・・その予定であるがはっきり決まっていない。県が責任をもつという回答でした。
第3セクター方式は、予算の不明瞭、情報の非公開、日の出町での住民への態度を見ればどうなるかは明らかです。

F藤沢のダイオキシン汚染では、佐島まで漁業への風評被害がありました。長期的に安全であるというだけでは将来にわたり危険性が残り絶対に反対です。(漁師さん)、農業に従事しているが、影響が懸念され絶対にこの地に造ることに反対です。
以上参加したすべての住民が、計画に絶対反対の意思を表明しました。

○説明会に向けてみなさんから寄せられた不安や疑問点を載せておきます。

学習交流会2000.9月17日(日)2時〜5時 大楠青少年の家 2階

○2000.7月26日、考える会で知事への質問書を提出しました。

*神奈川県、98年度産廃発生量12%減、5年ぶり調査
(7月6日読売)
最終処分量では、前回の調査より19.5%減少している。

という記事が掲載されました。
芦名の処理場を含め、今後産廃行政を見直す時期にきていると思います。このまま減少し続け、
溶融炉等の技術が進むと、最終処分場の果たす役割がコスト高で失われてくると予測されます。


○横須賀市芦名地区産業廃棄物最終処分場建設事業に係る環境影響
予測評価書が出ました。2000年6月
 公聴会での住民の意見や審議会の答申、横須賀市からの意見に対して真摯に答えているとは言い難い内容で、従来からの主張を述べているだけです。
その問題点について

@「もえがら、ばいじんについては、セメント固形化」という横須賀市が要求した最低限必要な意見が取り入れられなかった。
A固形化していないばいじんは、処分場で固形化するということは、運送中の飛散が心配されますが、防塵シートで覆うことを義務づけているだけです。横須賀市は、県内各地から運ばれてくる多量のばいじんに対して、
運搬車両には、覆蓋を最低限必要な飛散防止の設備としてつけるように意見を述べていましたが、取り入れられていません。
B北武断層について、具体的な新しい説明はない。
C埋立後、雨水が浸透しないようにすることで長期的な管理をしなくてすむ方策をとっている。有害な物質を封じ込めたまま、将来、しゃ水シートが破れることを全く考えていない。シートの厚さ1.5mm、特に法面部分からの地下水の影響をモルタルだけで対応できるだろうか。
 (シートの耐用年数はJISの「プラスチック建築材料の促進暴露試験
 方法」に準拠した促進対候試験等の結果から暴露状態で20〜50年
 とされています。)
D「風速5.5m以上のとき作業を中断する」(見解書)言ってきたが、「10分間の平均 風速で5.5m以上」(再見解書以降)という表現に後退している。瞬間風速は、倍以上になる可能性がある。

○予測評価書の縦覧期間及び縦覧
縦覧期間 平成12年6月9日から平成12年6月23日まで

○2000.4月23日(日)夜、大楠小体育館、
75名の方が横須賀市との懇談会に参加
横須賀市が1月に県から求められた回答を提出しています。
「燃えがらやばいじんは、固形化すること」
「活断層について、異なる学説がある場合すべての活断層
から施設を離すこと」
「動植物への対応」など
重大な問題が含まれています。

懇談会での意見やいくつかの問題を指摘しておきます。

@もえがら、ばいじいには、高濃度のダイオキシンが含まれています。焼却の段階で溶融
して無害化することが現在他自治体で進められている民間へのモデルです。

A北武断層は、震度6以上の地震が将来起こります。活断層から25メートル離して施設を
造るとしても、処分場側壁のモルタルやシート、配管、など大きな被害を受けます。道路が
でき、処分場が安全になった(?)と閉鎖してから後、地震や地下水によってシートが破損
した場合、その場所を特定して修復が可能であるということは述べていません。
将来にわたって周辺住民は危険と隣り合わせです。
また、この処分場は、浸出水を少なくするために埋めたて区域を分けて雨水が浸透しない
ような工法をとるそうです。有害な物質が永久に封じ込められるのです。県の審議会の答
申でも、シートの破損への対応と、シートの耐久性を具体的に示せと述べています。

B千葉市と川崎製鉄では産廃の溶融化と再資源化、採算性の共同研究が進んでいます。
千葉県の県ニュースより)リサイクルの法案もこれから整備され処分量は減少していきます。
循環型社会へ進むためには、貴重な自然を壊し山や谷に廃棄物を埋めるやり方ではなく他
の方法を示していくことが、民間へのモデルといえるでしょう。計画地の山や谷のほとんどが
大企業に買い占められています。自治体は、それを住民のために取り戻し豊かな自然を後世
に残すことが使命ではないでしょうか。
県民の税金を使いながら、近い将来、産廃を埋める場所は無なることを承知で、採算性の
ない危険な処分場をつくり、将来への展望のない施策を推進しようとしています。

C動植物を移植するといいますが、審議会の答申でも述べているように、再調査して本当
に可能なのか具体的に示すべきです。

DA1ランクという自然豊かな地に選定した理由、経過を具体的に示せと答申も述べてい
ます。坂本芦名線をその理由にしていますが、数十年も前に持ち上がった計画道路は、
現在のアセスでやり直し自然への影響が最小限になるような工法をとるべきです。(トンネ
ル等)懇談会でも現在の道路建設の計画と処分場建設はいつ話が持ち上がったのか。
市に打診があったのはいつか等多くの意見が出ていました。

E最近の処分場の問題より
 鹿児島県鹿屋市では、住民が起こした産廃処分場工事差し止めの裁判で、「地裁は@
遮水シートを二重にしたとしても破損し、有害物質を含んだ排水が漏れ出る危険性があ
るA電気式漏水検知システムや、シートの損傷部分を 修理する補修剤の有効性が不
明B漏水がシラスの地盤を通って住民の飲料水である井戸水に混入する可能性がある
−などと指摘した。」(毎日00.04.02)
厚生省の処分場建設の基準にあっているから安全だと言い切れないと住民側が勝訴して
います。シートが将来に わたって安全だといえないと判断していることは、今後のアセス
書、市の対応に大きな影響をおよぼすと思います。また、厚生省の処分場の設置基準そ
のものが問われた判決です。
この、裁判の結論が出るまで、同じ芦名の管理型最終処分場の計画は凍結すべきです。

福岡県では、昨年起きた産廃処分場での死亡事故(毎日新聞産廃で検索、00.4.16)
が、最近、処分場から出る有毒な硫化水素ガスが原因であることがわかりました。フィリピ
ンから輸入されたコンテナからの放射線やスクラップ会社で発見された放射性物質(毎日
新聞、放射線で検索)
は、1時間で1年間の許容量を超えるそうです。これから耐用年数の
過ぎた原発の解体が始まります。
建築廃材は産業廃棄物扱いになり、益々放射性廃棄物が混入される危険性が大きくなり
ます。
次から次へ安全性に重大な問題が出てきています
アセス案で、どこにもそのガスや放射性廃棄物のことは述べていません。
追加資料
[鹿屋産廃差し止め 「漏水の可能性大」/鹿地裁](管理型産廃処分場の建設差し止め
を認めた決定・判決は全国で初めて)南日本新聞00.04.01

F処分場建設を担当してきた県の職員も毎年人事異動で変わっています。将来、知事も
変わり、後は、第3セクターへ移って責任の所在がわからなくなっていくことも心配です。


○県の審議会より3月知事への答申が出ました

「なぜこの地域を選んだのか、根拠や経過を具体的に明らかにすること」
「環境や生態系に対する配慮」「しゃ水シートの強度や耐久性を明らかに
すること」現場を横切る「北武断層はほぼ終息しているとした根拠の明確
化」「現場付近で確認されたオオタカの繁殖の有無の確認」「トウキョウサ
ンショウウオの保全対策」などが、述べられています。今後、どのような県
の環境アセス書がでるか。監視していく必要があります

県審議会の答申資料(2000.3月13日記者発表)

○横須賀市議会でも各会派の議員が処分場の問題につい
て質問しています。

横須賀市議会会議録より
平成11年度第1回定例会
 1999.3.2定例会竹折輝隆
 1999.3.3定例会奥山勝英
 1999.3.5定例会小松社由
 1999.3.8定例会宇佐美幸子
      第2回定例会
 1999.5.27定例会原島浩子

 廃棄物処理問題特別委員会
 1999.6.3会議録
      第3回定例会
 1999.9.8井坂新哉
 1999.9.8原島浩子    
 第4回定例会
 1999
.12.2井坂新哉
 廃棄物処理問題特別委員会
 1999.12.15会議録
  その中より一柳 洋
 民生常任委員会
 1999.12.6ねぎしかずこ

◎2000年(平成12年)第1回定例会代表質問
 3月2日(木)(第3日)
嶋田 晃

 市長の認可の判断について、質問が出ています。
第1回定例会

  廃棄物処理問題特別委員会
  ◎2000年3月24日
  芦名産廃処分場への質問議員
   ○丸山明彦委員
   ○安田和義委員
   ○一柳 洋委員
   ○井坂新哉委員
◎第2回定例会 2000年5月23日〜6月5日
   ◎井坂新哉
○第2回定例会  一般質問 
 5月23日(火)(第1日
  井坂新哉
○第3回定例会 民生常任委員会   
 ◎平成12年9月11日 1 議案・陳情
後藤秀樹委員… 62 ○陳情第43号  
* 陳情の提出者について
* 周辺住民の状況の変化について
○2001年第1回本会議3月2日
板橋 衛
第1回定例会
 廃棄物処理問題特別委員会
平成13年3月26日
   井坂新哉委員

毎月、写真で現地の植物や動物、自然の移り変わりを紹介します。
3月の25日ごろから4月はじめにかけてニリンソウの花が咲き、
道ばたの水たまりには、トウキョウサンショウオの卵が見つかるかもしれません。
二輪草「小」「」(取材4月3日)

6月、たくさんの「」が舞っていました。6/25
針葉樹(白)
処分場と私たちの主張
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