スエーデン編

1. スエーデン編

スエーデンは北欧の大国で、人口約９００万人、森と湖に囲まれた国で、首都ストックホルムは北欧のヴェネチアともよばれる。現在は高福祉国家の代表格であり、商工業もヨーロッパ諸国に並んでいる。自動車業界のボルボ、家電メーカーのエレクトロラックス社、衣料専門店のＨ＆Ｍ（ヘネス・アンド・マウリッツ）は世界的に高収益率を誇る企業として有名で、最近日本にも上陸したところである。その他、枚挙にいとわない一流会社が世界的に活動している。
スエーデンといえば、ノーベル賞を思い出すほど有名である。　ノーベル賞は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って、１９０１年に始まった世界最高水準の栄誉賞である。
ノーベルの命日である１２月１０日に、毎年　授賞式が行われる。授賞式そのものは、ストックホルムのコンサートホールで行われるが、ここは非公開である。その後の晩餐会がストックホルム市庁舎、１階【青の間】で行われれ、約１２００名の出席者に食事が出される。
受賞者夫妻が正面階段を降りてきて、出席者から万来の拍手で出迎えられる光景が目に浮かぶ。その後、２階の【黄金の間】で受賞者のパーティ舞踏会が行われる。ここには、１９００万枚の金箔モザイクで飾られた大壁画（メーラレンの女王）が彩りを添える。ダンスの苦手な受賞者（例えば、日本の田中耕一氏）は特訓されるそうです。
尚、ノーベル平和賞だけはノルウエー　オスロの市庁舎で行われ、他の５部門がここでおこなわれることを申し添えておきます。

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