2.ドレスデン・マイセン

ドイツの2日目はチェコ国境に近いドレスデンとマイセンを訪問した。現人口42万人のドレスデンは、第二次大戦の1945年2月に大空襲により大きな被害を受けた。その後、旧東ドイツの一都となったが不死鳥のごとく灰の中から再生されて、今日の美しいドレスデンの街並みを取り戻した。

エルベ川沿いに発展したマイセン・ドレスデン地方で、1300年代には宮殿や城壁が造られた。その後ザクセン王国の首都として発展した。1694年にフリードリッヒ・アウグスト一世がザクセンとポーランドの選帝候となった。ポーランド王も兼務するアウグスト王の支配するザクセン公国はヨーロッパ列強の一つに伸し上がった。フランスの太陽王ルイ14世を範とする王は、豪奢な宮廷生活を好み、世界に誇る華美で豪華な建造物が建立された。ツビンガー宮(1711−28)や、フラウエン・キルヒェ教会(1726−34)などが、その例である。

マイセンはドレスデンの西、エルベ川を約30キロほど下ったところにある街で、ヨーロッパの最高の品質を誇るマイセン磁器を作る製磁工場がある。1708年に錬金術師ベッドガーによりヨーロッパ産磁器ポルツェラーンを発明したことに始まる。このマイセン磁器の発明者ベッドガーは、彼の技術が他に漏れることを恐れて、マイセン城に幽閉されて、生涯を閉じたという 悲しい話もある。

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中部ヨーロッパ特別

ドレスデン・マイセン編


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地図で訪問した位置関係を示します。
ドイツ エルベ川沿いのドレスデン市は約42万人の古都で、かってはザクセン王国の首都として、歴史を感じさせる町です。マイセン市はドレスデンから西方にエルベ川を約30キロほど下ったところです。

ドレスデンは余り知られておりませんが、規模は小さいが非常に古い街で、歴史的な建造物が残っており、10世紀にはザクセン王国の中核地となった歴史があります。マイセンはヨーロッパで最高の品質を誇る製磁の街として有名です。

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