3.チェコ・プラハ他

初めての旧共産圏の国へ入国すことになります。バスでチェコ国境に達した時、添乗員が大変心配していたのは、チェコ税関のパスポートチェックが何時間かかるか、予測できないことでした。3時間ぐらい待たされることが茶飯事だからです。幸い、我々は約1時間で通過できました。旧共産圏の優柔不断な体質がまだ残っているように感じました。チェコは旧共産圏の中では、工業化が早く進み、近代化が最も進んだ国と理解しておりましたが、ホテルフロントの対応一つをとっても、”お客様”という感覚が著しく欠けているのが現状だと感じました。

このような国境やホテルフロントの拙い対応を経験して、首都プラハの名所を訪問しました。さすが、ハプスブルグ家が1529年から1918年まで、400年間ボヘミヤ(チェコ)をオーストリア、ハンガリーと共に支配した都だけあり、歴史的遺産が多く残されております。特にハプスブルグ家の皇帝ルドルフ二世は1584年に彼の宮廷をプラハに移し、プラハに多くの芸術家、科学者、詐欺師を招き芸術に情熱を注ぎました。彼はプラハ城などを再建し、芸術品を収集したわけです。プラハ城は1200年以上にも及び、この国の政治的拠点となり、今日では共和国大統領が居住します。

チェコ第二の観光地として、チェスキー・クルムロフを訪問しました。ここはプラハの南方に位置し、オーストリア国境に近い街で、南ボヘミヤの中心地として、長い歴史を持っています。多くの貴族がこの地を支配したため、ウイーンから強大な文化と芸術の息吹きがこちらまで届いたわけです。ヴェルタヴァ川のヘヤーピンカーブ状に湾曲するところに築かれたクルムロフ城はチェコの一大観光名所となっています。この城の周辺にも、赤屋根の立派な家屋が点在して、ヴェルタヴァ川と共に素晴らしい景観を演出します。

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中部ヨーロッパ特別

チェコ・プラハ他編


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地図で訪問した位置関係を示します
。 チェコ共和国の首都プラハは、ドレスデンから比較的近い距離にありますが、チェコ国境でのパスポートチェックで時間がかかる場合があるそうです。我々は、約1時間待ちでしたが、場合によっては、3時間ほど止められることがあるそうです。旧東欧圏の感覚が残っているように感じました。

チェスキークルムロフはプラハの南に位置する歴史的な街で、ヴェルタヴァ川がヘヤーピンのように湾曲している場所に城砦のある美しい街です。

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