4.コルドバ・グラナダ

『ドン・キホーテ』の舞台であるカスティーリャ・ラ・マンチャ地方に入ってきました。マドリードから南下するに伴い、気温がぐんぐん上ってきました。 オリーブ、、麦、ぶどう、の畑が続く赤い大地をひたすら南下すること2〜3時間で、名物の風車の世界にやってきました。なんといっても、素晴らしいのは、空の色です。 日本では見られない濃いブルー色は写真を引き立たせてくれること請け合いです。写真の空の色をご覧下さい。

更に2時間ほど走って、コルドバの街に着きました。かっての繁栄を物語るイスラムの古都です。ローマ時代以前から街は拓かれ、8世紀中頃にはイスラム教支配の首都として栄えた古都です。中でも、 イスラム教とキリスト教の文化を互いに尊重して、今日まで残した事はすばらしいことであり、現在の中近東での争いは、何と狭い了見かと思うのは私一人ではないと思います。

コルドバでもっとも有名な世界遺産が、メスキータという世界最大規模を誇るモスクです。 785年にキリスト教の聖堂があった場所にイスラムのモスクが着工されモスクとなったが、1236年に再びキリスト教徒に再征服されると、再び聖堂として使用された。 しかし、モスクに敬意を表して『円柱の森』などの重要建造物はそのまま残されたそうです。特に小生が感動したのは、大聖堂の中央礼拝堂で、その荘厳さは他に例を見ないと思います。 大画面の写真でお見せできないのが残念です。

コルドバを見学後、グラナダへ移動した。 グラナダは地図に示すごとく、シェラ・ネバダ山脈の北に位置し、この山の雪解け水は湧き水や小川となり、町に潤いをあたえている。 従って、緑が多く、糸スギが至るところに植えられ、アルハンブラ宮殿の周りにも多数見られます。

グラナダは、8世紀から約500年間イベリア半島を支配したイスラム勢力の終焉の地でもある。13世紀後半、滅び行くイスラム王国最後のナスル王朝の首都として栄えた。 アルハンブラ宮殿はイスラム建築の最高傑作とされ、イスラム王国の最後の栄華を伝える王宮であるので、ここを中心に紹介します。

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スペイン・ポルトガル特別

コルドバ・グラナダ編


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