5.ミハス・セビリア

グラナダを後にして、太陽の海岸コスタ・デル・ソルを眼下に眺めながら、ヨーロッパの別荘地と言われるミハスを訪問した。ここは地中海を見下ろす小高い丘の山腹にあり、プール付の別荘が点在する。街の歴史は古く、フェイキア人による銀、錫の採掘が行われ、鉱山が出来たことに始まる。現在は白壁の家が続く美しい街並みが魅力で、年間を通じて外国からの観光客で賑わっている。天気の良い日には、遠くアフリカ大陸が眺められるそうです。アンダルシア地方に数多くある白い村で、一番人気のミハスは街中をゆっくり散策し、土産物を物色するのが、お勧めらしい。

ミハスを後にして、セビリア(セビーリャ)に向かった。スペインで第4番目の都市で、『カルメン』、『セビーリャの理髪師』の舞台となったことで有名。又コロンブスなどが活躍した大航海時代には、街が活気づき、16〜17世紀には優れた芸術家も輩出した。
このセビーリャには、世界遺産の『アルカサール宮殿』、『カテドラル』がある。アルカサール宮殿はイスラム芸術の粋を極めた豪華な宮殿で、イスラム時代には城塞として、キリスト教時代は王宮となった。精緻な漆喰細工やアラベスク模様は、アルハンブラやトレドの職人によるとされる。

更に、セビーリャのカテドラルは、ヴァチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂、イギリスのセント・ポール寺院に次いで、第3番目の規模を誇り、内部は93枚のステンドグラスがある。コロンブスの墓もあり、ヒラルダの塔は98メートルにもなる。

 本場のフラメンコを夕食後に、1.5時間ほど見ることが出来た。また、この付近から、ポルトガルにかけて、コルクの樹が多く見られる。ヨーロッパのワインにはコルクが必需品であり、10年ほど経過したコルクの樹の幹から円筒状に皮を切り出し、円筒状の皮と平行方向に打ち抜いてコルク栓を作っていることが理解できた。下の写真にも紹介しています。

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スペイン・ポルトガル特別

ミハス・セビリア編


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