ベース・レッスンについて
レッスンの頻度やペースについて
「レッスン頻度はどれくらいが適切ですか」
1レッスンは90分です。毎回、具体的な練習方法を示したうえで課題を出しますので、月に1度でよいでしょう。
ただし、意欲のある方は2ヶ月に3回程度まで増やしてもよいかも知れません。
「仕事や学校が忙しいので2ヶ月に1度ではいけませんか」
私もレッスンを続けて、様々な方と接しているなかで、定期的なレッスンをする意義がわかってきました。第一に、ペースメーカーとしての役割。そして、第二に羅針盤としての役割です。
課題に対してひとりで取り組んでいると、課題意識や練習方法があらぬ方向に逸れてしまうことがあります。久しぶりにレッスンをしたら、まったく異なるやり方で取り組んでいたというケースも少なくありません、
また、次のレッスンまでの期間が長いと、練習方法が微妙に変化して、結果として悪い癖をつけるために一所懸命に練習していたというケースを招かないとも限りません。
定期的にレッスンを受けることは、たとえ課題に対する達成度が不十分であっても課題あらためて見なおしたり、小さなステップアップに対しては次の小さなステップを用意することができます。
適切なレッスンの頻度はおおむね1ヶ月に1度であり、それ以上、間があくと、レッスンの効果が著しく低下するようです。
毎月のレッスンをするのは、金儲けのためではないかと疑うのであれば、試しにしばらく2ヶ月に1回のレッスンとして、それがどのような結果になるか確認すると、私の主張に納得していただけると思います。
教材について
「使用している教則本があれば教えて下さい」
レッスン前半の「基礎」についてはカリキュラムがあり、おおむね次のとおりです。順調な方で2-3年程度かかります。
- 楽器の構え方
- 右手の基礎
- 開放弦とレイキング
- アーティキュレーション
- 左手の基礎
- 左手のなかにフレットを作る
- 移弦
- シフティング
- スケール・スタディ
- スケール(1オクターブ、2オクターブ)
- インターバル(3度〜8度)
- スケール・フラグメント(3音、4音)
- 重音(3度)
- アルペジオ(トライアド、テトラド)
以上で、一通り終了ですが、さらに意欲的な方はには次のような課題に進みます。
- スケール・スタディ(メジャー・キー以外のスケール)
- 親指ポジションにおけるスケール・スタディ
- ネックの付け根のポジションにおけるスケール・スタディ
- 脱力のためのトレーニング
おそらく、生涯を通してお楽しみいただけます。
特にご希望の教則本があれば併用することも検討しますので、いつでもお申し出ください。