×レトロゲーム総合メールマガジン×
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┗ No.314 2005年04月08日号 ━━━━━━━━━╋
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─◆ レゲー・FAN314号です。 ◆──────
こんにちは、レゲー・FANです。
いつもは見ないSMAP×SMAPを見ていたら、
なんか、ボーリングとルーレットを合わせたような
遊びをしていました。
で、そのときの効果音がなーんか聞いたことあるなと
思ったら…『バルトリック』(NMK/ジャレコ)の
クレジット音では??
…って、結構マイナーなので、番組みていた人でも
レゲーの音だって気づかないかも。
それにしても、番組作ってる人は、どっからこういう
の探してくるんでしょうね。
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レゲー・FAN314号
▼レゲーニュース
1「MSXマガジン永久保存版3」
2「任天堂 サウンドヒストリーシリーズ
「ディスクシステム レアセレクション」」
▽読者の投稿 レゲリアンのコーナー
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●○レゲーニュース_______________
○●『MSXマガジン永久保存版3』
『カオスエンジェルズ』を持っている人は一刻も早く
ヤフオクでさばくのだ!
と、いうわけでMSXマガジン永久保存版3が発売
されます。
02年末から年刊ペースで来ていましたが、今回は
ちょっと遅れて4月28日発売予定。
他に収録ソフトは『聖拳アチョー』『プリンセスメー
カー』等。
その他、
「1チップMSXのすべてが明かされる!」
(やっとか)
「キーパーソン対談 嶋 正利/西 和彦」
(EZ!TVで伊藤洋一氏に‘孫さんに比べて元気
ないのが一目瞭然’と言われていた西さん!)
「ついに本格始動 ケータイでもMSXPLAYerが動く」
「最新レポート 中東、ロシアのMSX海外事情」
…等盛りだくさんな感じ。
「MSXマガジン永久保存版3」
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●○レゲーニュース_______________
○●『「任天堂 サウンドヒストリーシリーズ
「ディスクシステム レアセレクション」』
次から次へと出てくるゲームミュージックのCDです
が、任天堂「ディスクシステム」のレアゲームの音源
を集めたものが発売されました。
『ファミコン探偵倶楽部』の1・2や『遊遊記』は
ともかく、『タイムツイスト』まで収録。
しかも、CD2枚組みですべてのBGMを完全収録。
どうせ出すなら、このように完全収録してほしいです
ね。
ディスクシステムの音源って特徴のある綺麗な音です
よね。
「任天堂 サウンドヒストリーシリーズ
「ディスクシステム レアセレクション」」
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今週の「こんなのありました。」
「アルファ・システムサーガ」
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注・レゲリアンとはレゲー・FAN読者の愛称です。
前号まで3回にわたって紹介しました「ゲームは作品
なのか?」への感想をいただきました。
┌★──────────────────────
│レッシュさん、白神さん、こんにちは。
│わたくし、狼煙と申します。
│
│レッシュさんの視点、とても興味深く読ませて頂き
│ました。
│レッシュさんの御期待にそえない事を先に書いてお
│きます。
│反論希望だそうですけれども、反論と言える程の
│ものを私には見つけられませんでした。
│
│肯定、納得できる点。
│1.ゲーム全ての事をさして語られているわけでは
│ないという事。
│全ての、という前ふりであれば「こんなのもあるよ」
│と言えますけれど、それはありませんよね。
│細やかな気遣いに好印象です。
│
│2.ひとりの人間で作っているわけではなく、主体
│が特定していないという事。
│小説や漫画、アニメや映画、ドラマのような“原作
│○○・監督△△・脚本××”と大々的なアピールは
│ほとんど無いですね。
│仰る通り小島さんは異例特例です。
│
│3.社会的認知度に疑問符が付いている点。
│一般的なカテゴリーで言えば、ゲームは間違えなく
│“玩具”ですね。
│今は、と付け加えて起きますけれど。
│
│疑問と問題が一部不明瞭な点。
│1.これは先の肯定と相反する内容になります。
│特定の伝えたいテーマ性が脆弱であり、その理由は
│個人製作ではないから。
│これについて個人の価値観のみで構成される事が
│「作品」と呼ばれるために絶対必要か? という
│疑問があります。
│例えば小説です。
│小説を“作品”と呼ぶ事は一般的ですね。
│しかし、小説とて個人作業のみで生まれるわけでは
│ないですよね。
│私は小説家志望でしてプロの方ともお話しますけれ
│ど、作者の想いより編集者の意見が強く反映されて
│いるようです。
│実際、原作者に対して「ここはもっとこうしろ」と
│いった注文は当り前で、原作者であってもそれに
│従い無数の手直しをする。
│つまり、商用を基本としている限り「ゲームだから」
│「小説だから」……この分別自体が無意味なんです
│ね。
│映画もドラマも漫画だって同じです。
│テーマ性で分別するならば個人の手で創られた事に
│こだわる必要は無いように思えます。
│多人数であれ、少人数であれ、ひとつのテーマを
│そこに見ているならテーマの存在に違いは無い、と
│思うのです。
│
│2.ゲームの悪印象は社会通念がそうであるから、
│という点。
│これはどうでしょうか?
│よく使われる言葉で「ゲームのような〜」「ゲーム
│感覚で〜」これらはほぼ確実に悪い意味で使われて
│います。
│しかし……これらを公言している著名人はゲーム
│世代でしょうか?
│子供は外で遊ぶのが当り前!自然を知らない子供の
│なんと哀れな事よ、という価値観の押し付けだと
│感じるのは私だけでしょうか?
│私は生まれも育ちも“都会”ではないです。
│私の郷里を他の地域から来た方は「自然が多くてい
│いね」と仰いますが、「自然ってそんなにいいです
│か?」「あなたが言っている“自然”と言うのは
│どこの事ですか?」思わず質問が出てしまいます。
│ムシは多い、物流は中央よりも遅れている、第一
│“自然”を口にする方の見ている“自然”は大抵
│人工のものです。
│話が逸れました。
│TV、新聞で「ゲーム感覚で〜」と公言している方
│はゲーム自体した事のない“食わず嫌い“なのでは
│ないか、自分の頃の遊びとは違うから否定したい
│だけなのではないか、そんな“偏見”がちらちらと
│見え隠れします。
│
│3.金儲けの手段としてのゲーム制作、という
│視点。
│これは白神さんが仰った事と一部かぶります。
│同じゲームでも遊び手が違えば内容が変わる。
│内容が変わるなら、受ける心証も違う。
│私はトレジャー作品が好きです。
│ガンスター大好きです。幽白は派手な格闘ものが
│主流の今でも見劣りしません。
│それはなぜだろう?と考えますと“秀逸な操作性”
│これに行き着きます。
│ガンスターは「むずっ!」「やっとられん!」
│「こんなん解けるかっ!」こんな感想も少なくは
│なかったです。
│でも私の目には、操作性が良好だからプレイヤー
│の実力がそのままにでる、解けないならやり込めて
│いないだけ、そう映りました。
│どんなゲームでもそこに面白味、価値を見出せない
│ならば、その人にとって“金儲けのために創られた
│駄作”でしかないですよね。
│私もそうとしか思えなかった“モノ”は少なくない
│です。
│ただ、これは先に書いたように個々人で変わってき
│ます。
│だから、私は極力“モノ”については話しません。
│トレジャーも商売にしている以上、金儲けでしょ
│う。
│
│しかし、採算度外視、ただでも配ってやるぜ!
│これで続きますか?
│ゲームに限らず“作品と呼ばれるもの全て”は収益
│が出なければ、出る見通しが無ければ世に出ませ
│ん。
│儲からなければ、足が出るならやりませんよ。
│映画はモロにお金儲けです。とんでもない額が動き
│ますもんね。監督が創りたくて創り始めるのでは
│なく、出資者がいるから創れる、これが実情でしょ
│う。
│プロなんですから当然ですよね。
│
│4.賞の有無について。
│賞の存在、映画を例に挙げていらっしゃいますね。
│これは当り前ですよ。
│だって、映画とゲームでは元手が違うでしょう?
│スクリーンに映して子供から大人まで一度に大勢
│が鑑賞して味わえる映画、TV又は小さな液晶の
│中でひとりから多くても四人程度のゲーム、両者
│はそもそも比べられませんよ。
│「○○観ました?」映画の話で初対面の人と盛り
│上がる、よくありますよね。
│「△△やりました?」ゲームの話で初対面の人と
│盛り上がる、ほぼ皆無です。
│「聞いた事はあるけど、やってないです」ゲーム
│好きな人でもそうですもの。
│例え小さな映画館の短期上映でも、ゲームにはあま
│りに強大な相手です。
│
│5.お金からみた呼称について。
│大きなスポンサーがついている映画、どんな駄作だ
│ろうと「作品」と呼ばなければ首になっちゃい
│ます。
│バックが無いゲーム、何と呼んでも一部のマニアか
│ら苦情が数件来るだけでしょう。
│動くお金が違う以上、社会的扱いが違うのは至極当
│然でですよね。
│
│6.今後の事。
│ゲーム世代がそろそろ社会の主力になってきます。
│ゲームに対する社会通念は変わってくるでしょう。
│
│読み辛い文面ですみませんでした。
│御見苦しいとは思いつつ、それでも書いてしまった
│のはレッシュさんの御話に頷くところが多々あった
│ためであり、それがレゲー・FANに投稿された
│ものであったためです。
│
│少々、長くなってしまいました。
│最後まで御付き合いくださり、ありがとうございま
│す。
│
│ 【狼煙】
└───────────────────────
(編)最近は、ゲームの作成スタッフの名前が出てくる
ようになってますね。
小説やマンガに編集の意見が入るって話しはよく
ありますね。
「燃えよペン」では、編集との打ち合わせで負け
た作品は大体つまらなくなる、とか書かれていま
した。
ちょうど、こないだ欄外で話題に出した「失踪
日記」では「ノヴァは私の作品じゃありません」
とか書いてあったし。
小説はそれでも、まだ一人で書くものでしょうが、
マンガは大勢のアシスタントとともに作るのが
一般的ですね。
でも結局最後に書いた(描いた)「その人」と
いうものがあるので作家性というものが出てくる
のでしょうか。
ゲームは今ではしっかりしたコンセプトをもって
作らねばとても売れるものはできませんが、かつ
ての「出せば売れる」という時代に粗製濫造され
たため、今でもゲームには思想も作家性もない
とか思われちゃうのかもしれませんね。
映画を作品って言うのは、お金が絡んでいるから
というよりも、他に呼称がないからなだけの気も
します。
何か他に言い様ありましたっけ?
「燃えよペン」
「失踪日記」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
織田信長の末裔とかいう話のフィギュアスケート選手
織田信成の曲目にスーパーマリオブラザーズが採用
されていたりしますし、ゲームミュージックのほうが
ゲーム自体よりも先に広く認知され、評価されている
ようにも思えます。
ドット絵やフォントまでもデザイン・アートとしての
評価が高いですし、ゲーム自体が認められる日も近い
かもしれませんね。
それでは、また次号でお会いいたしましょう。
_________________
○●「レゲー・FAN」
●○ 第314号(通巻334号)
○●2005年4月8日発行
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前回ここに書いてた『レジェンドオブゲームミュー
ジック』のリンクって、全然違うところにつながって
たんじゃ…??
すみませんっ!
(気づいた人は、教えてくださいね。)
「レジェンドオブゲームミュージック」