×レトロゲーム総合メールマガジン×
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┗ No.315 2005年04月14日号 ━━━━━━━━━╋
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─◆ レゲー・FAN315号です。 ◆──────
こんにちは、レゲー・FANです。
SexAndTheCityっていうアメリカドラマ
をご存知ですか?略してSATC。
結構人気のあるアメリカドラマです。
地上波では深夜放送ですが(名古屋では)
先日放送の回で、主人公がゲームセンターに行きまし
た。セガラリーの4人同時プレイ筐体とかの大型筐体
が並ぶゲームセンターでしたが、そこで主人公は、
「フロッガーとミズパックマンはどこ?」とか言って
ました。
んー。これで笑える人って何人くらいこのドラマ見て
るんだろ、って思いました。
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レゲー・FAN315号
▼DC暫定最終ソフト『トライジール』発売記念対談
PaxDreamCastiliana×レゲー・FAN
▽読者の投稿 レゲリアンのコーナー
ゲームは「作品」なのか?
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DC暫定最終ソフト『トライジール』発売記念対談
PaxDreamCastiliana編集・発行人:東小太郎氏
x レゲー・FAN編集・発行人:しらかみ
白:と、いうわけで、セガオフィシャルを除けば、
おそらく日本最大のセガ系専門メルマガである
PDCの東さんに話を持ちかけたら、快く引き
受けてくださいました。お忙しい中すみません。
最初は、やっぱり、自己紹介をお願いするところ
でしょうか??
東:どもども。
東 小太郎(あずま・こたろう)です。
「PaxDreamCastiliana」と言うメルマガを発行
しています。
元々はドリームキャスト専門でしたが、今となっ
てはドリキャス情報はほとんどありませんね。
幅広くセガ情報だけをフォローしています。
白:セガに関係すれば、DCソフトからお茶犬まで、
ってことで、セガファンにとってはオフシャル
メールマガジン以上にセガ情報を得られるメル
マガかもしれないですね。
セガサイトやセガメルマガの動向まで網羅されて
るし。
東:しかし、サミーまでフォローしなくてはならなく
なって、まだ多少のわだかまりがありますね。
正直、セガちゃうやん! と。
白:サミーに吸収とかでなくて良かったですけどね。
サミーっていったら、メガCDに微妙なソフトを
供給してた、ってイメージが強いし。
以前からセガと密接な関係にあったってわけでも
ないですものね。
東:昔はバンダイ、それからナムコとの合併話もあっ
た中で、色々もめて結局、全然知らないサミー
かよー!? みたいな。
今はパチスロで儲かってるから、そのお金で何を
するか、ですね。
セガマニア的に面白いこと、ちょっとだけ期待
してます。
白:サミーにも良いゲームはありましたが、ゲームが
本業ってわけでは決してなかったですものね。
『ビューポイント』の音楽は好きですが、それ
だけじゃねぇ…。
と、また、自分語りになっちゃうので、置いて
おいて、ドリームキャスト1歳の誕生日に創刊
されたPDCさんですが、これまでちゃんと定期
的に発行されてきたのはすごいと思います。
東:期間限定のつもりで創刊して、短期集中である
ことは公言していたのですが、予想外にも調子に
乗ったので、そのまま続いていった感じ。
最近は惰性で、だらだらと続いています。
白:惰性って言っても、ちゃんと決まった曜日に定期
刊行してるってのは、すごいと思いますよ。
私にはなかなかまねできません。性格かな?
仕事のほうにもいい加減な性格がでまくってたり
してます。
まぁ、そんなことは置いておいて、 東さんは、
他のゲーム系メルマガって読んでいらっしゃるん
ですか?
東:「レゲーFAN」他、いくつか読んでます。
ほとんど消えてしまいましたが・・・。
白:消えましたよねー。
「週刊キンタマリオ」とか。ちゃうか。
ああ、そうそうセガ系のメルマガといえば
「チープメガドライブ」とかもありましたね。
いまもたまに来るっけ?
他にも、「週刊サタガマ(サターンで我慢!)」
とか。
東:確か「チープメガドライブ」の方は、今も続いて
いるはず? たぶん。
白:他のメルマガに影響されたことってありますか?
東:企業系ですが、「Daily DC News」に
は影響されているはずです。
後、僕がメルマガ創刊を決意するとき、ドリキャ
ス専門メルマガの代表格だった「週刊なるとまが
じん」が休刊していたのは大きかったです。
…チャ〜ンス、みたいな。
白:ドリームキャストが現役の間は刊行される、と
おっしゃっている東さんですが、ここまで続いて
きたのは、DCへの愛?セガへの愛?それとも?
東:最後の1本が発売されるまで!
単純に、いい終わり方だと思ったのですが、まさ
か、2005年春まで新作ソフトがリリースされ
続けるとは考えてませんでした。
愛情は、昔を懐かしむ限りにおいては、あります
けど…。
白:ですよねー。
はやばやとハードの生産終了を宣言したのに、
まだ出ますもんね。
『斑鳩』ぐらいで「えっ?まだ出るの??」とか
びっくりしていたのが懐かしい感じです。
最後の1本は、どこになるのやら・・・。
東:本体生産終了後はギャルゲーばかりになるかと
思いきや、NAOMI互換を生かしてシューティ
ングのリリースも多かったですね。
コアなファンのいる2Dゲームなら、まだ何とか
なるってことですね。
白:エコールがNAOMI基盤の新作アーケードゲームを
作ってるから、さらに延命しないといけない
かも?
東:もしかして、最後の1本は、エコールかぁー?
白:ある意味、セガ系ソフトハウスの「顔」でもある
ので、以外とみんな納得の大団円かも?
PCエンジンのソフトが1999年にリリース
された(因みに『デッドオブザブレインI&II』)
みたいな感じでドリームキャストのも、不意打ち
で出るかも?
まぁ、あれは、作るだけ作っておいて、流通させ
ずに倉庫に山積みだったんじゃないかなー、って
気もしますが。
東:GD−ROMが生産できる限りは可能性あるんで
しょうかね。
白:そっかー。GD−ROMの生産環境があるかぎり
ってのは、たしかにそうですね。盲点でした。
遊ぶ分にはCD−ROMと違うってそんなに意識
してませんでした。
特別な設備がいるのかどうかはわかりませが。
東:ゲーム雑誌で紹介されていたのは、スイッチで
CD−ROMとGD−ROMを切り替えられる
機械で、その工場が動いている間は大丈夫なの
かな?
でも、セガサターンのソフトが再生産終了した
ときの理由は、もう説明書が印刷できないから!
だったはず。確か、たぶん。
まさか紙の方が先に絶版してしまうとは?
おかしな話です。
白:紙?
印刷なんかいくらでもできそうに思えますが。
サターンのマニュアルって、何か特別なことを
やってましたっけ?
東:当時のセガ竹崎さんセガスタによると、原版が
なくなったから! みたいです。
ありえねぇー。
(参考)
> 2001/3/9(金) SS再販の謎にせまる
> 2001/3/15(木) 数字とにらめっこ
白:小中学生が偽札作ってるご時世なんだから、
原版がなくっても、実物から複製できそうなもの
ですけどね。
再販に関しては少ない部数でマニュアルを刷る
のが厄介、ってことみたいですが、新作だったら
可能、ってことなんですかね。
CDをプレスするより小ロットで印刷するコスト
のほうが大きい、ってことかな。
(つづく)
予想以上に面白くって、正直びっくり。
『トライジール』amazon(送料無料)
『トライジール』セガダイレクト(特典つき)
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注・レゲリアンとはレゲー・FAN読者の愛称です。
「ゲームは作品なのか?」への感想をいただきました。
┌★──────────────────────
│お久しぶりのニンテンです。
│
│「ゲームは「作品」か?」面白く読ませてもらい
│ました。
│で、そこで感じた強いわけではない、ささやかな
│反論をメールしました。
│ちょっと長くなっちゃいましたが、よろしくです。
│
│先に結論をいえば、「どうでもええんちゃう?
│
│そもそも、フツーの人は「商品」や「作品」とかで
│なく、単にゲームは「ゲーム(=ファミコン、プレ
│ステなど)」としか思っていないのでは?」なの
│ですが、それではお話にならないので、自分なりの
│意見を述べます。
│
│基本的にゲームが「商品」であるという点では同意
│見です。
│開発、生産(複製)、市場に流通、そして会社に
│還元するという一連の流れはゲーム業界に限らない
│一般的な経済活動です。
│その流れにあるゲームも当然「商品」であるはずで
│す。
│家庭用テレビゲームが登場して30数年、ファミコ
│ンブームだった頃、すでに大人だった世代の多くは
│おそらく、ゲーム=「おもちゃ」という認識しか
│持っていないでしょう。
│映画のように老若男女に親しまれているわけでは
│ない、まして「おもちゃ」であるゲームを「作品」
│と社会が認識しないのは、特別なことではありま
│せん。
│
│たとえば「手塚(治虫)作品」や「宮崎(駿)作品」
│といった風に、ゲームよりも歴史のあるマンガや
│アニメに「作品」が付いたり、公共の施設で展覧会
│が行われるなど、それらが市民権を得るのはつい
│最近のことで、それまでの呼称は(ただの)マンガ
│や、アニメ(ディズニーは別)であったはずです。
│それらが「作品」として社会に受け入れるように
│なったのは、単に年月が経ったからだけではなく、
│多くの無名の人たちがそれらに「商品」以上の価値
│を見い出し応援し続けてきたこと、次の世代へと
│引き継ぐことができたことが主な要因と考えてい
│ます。
│実際にマンガ『鉄腕アトム』を読んだことがなく
│ても、世代を越えて名前程度でも知っている人は
│多いし、初版本など特殊なものは別にして、入手が
│困難では(たぶん)ないはずです。
│『鉄腕アトム』だけが例外というわけでもないです
│よね。
│
│はたしてゲームではどうでしょう?
│たった10年前のゲームでさえ、入手が困難であっ
│たり、入手できたとしても、プレイできないことも
│珍しいことではありません。
│むしろ、そっちのほうが普通(?)だったりしま
│す。
│マンガやアニメに限らず、それ以外の(商業)芸術
│映画、文学、音楽…に比べて、ゲームは歴史が浅い
│し、世代を越えて親しんでいる人の数もケタ違いに
│少ない。
│つまり「商品」とか「作品」とかを問う前にゲーム
│はまだ、その途上にあるという現実を踏まえる必要
│があるのではないでしょうか。
│
│いささか理屈っぽくなりましたが、ゲームが「商品」
│であるというのは20年以上ゲームに接してきた
│自分でもそれなりに認識はしていますし、その意見
│に強い反対があるわけではありません。
│しかし「どうでもいい」と言いつつも、レッシュ
│さんが指摘するような高尚な意味のものではなく、
│無意識の反発でもなく、作家性が強かろうが、金儲
│けのためだろうが、マンガやアニメ(その他の商業
│芸術)を多くの無名の人たちが応援し続けたように、
│時には「おもちゃ」以上の存在として、愛着やひい
│き目という部分もありますが、ゼロから何かを創り
│出す行為にある種の尊敬の念を込めて、ゲームを
│「作品」とも思いたいなと個人的には考えています。
│
│少し理想主義的ではあるけれど、少なくとも自分は
│長年、ゲームを楽しんできたわけで、みんなが言う
│から「ゲームはゲーム以上でも以下でもない」なん
│てさびしいじゃないですか。
│「商品」だろうが「作品」だろうがそれ以前に
│ゲームが好きだし、これからも好きであり続けたい
│ものです。
│
│最後にひとつ、
│このメルマガの個性といってしまえば、それまで
│ですが例えが多少、マイナー寄りなのが気になり
│ました。
│メジャーマイナーがどうのというのではなく、
│反論を期待(?)するこの種の投稿では誤解や曲解
│を招きかねないように思うのですが…。
│
│以上です。
│
│ 【ニンテン】
└───────────────────────
(編)マンガの地位は確実に上がっているように思えま
す。
かつては子供のものでしかなかったのに、今では
大人が読んで楽しめるものは山ほどありますし、
ドラマや映画の原作になったりしてますね。
ファンの人が自分の好きなものに自信を持って
応援し、作り手側も弛まぬ努力を重ねることに
より、成熟していくんでしょうね。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
それはそれとして、『トライジール』まじで、おもし
ろすぎ。ファーストプレイは見た目のショボさと、
最近まれな理不尽攻撃(いきなり地形に当たり判定
とか)で目まいがしそうだったけど、家庭用でじっくり
やると、こりゃもう「プレイするたびに謎は深まる」
ってなもんですよっ!
超レコメンド。超おすすめ。
どれくらいお勧めかってことで
DCソフト『トライジール』を読者1名様にプレゼン
ト。もちろん新品未開封。
これは、ほんとにこの楽しさをおすそ分けしたい。
だって、インベーダーの砲台に攻撃されるなんて!
ご希望の方は
「シューティング・ラブ」をテーマに投稿をお願い
いたします。文字数は自由。
締め切りは4月20日。ゴールデンにウイークがある
し、まだランキングに間に合うかと。
応募はドリームキャスト所有の方限定。
それでは、また次号でお会いいたしましょう。
次号も長い予定です(笑)
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○●「レゲー・FAN」
●○ 第315号(通巻335号)
○●2005年4月14日発行
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今回、ほんと、長かったですね。お得感あり?
(んなことない。)